せん。ヨーロッパでは医療資源(医療者、ベッドや人工呼吸器)が枯渇しています。イタリアやイギリスでは引退した医師が現役に戻ったり、最終学年の医学生の医師登録を前倒しにする方向で、人員や資材確保に躍起です。フランスのマクロン大統領はこの状況を戦争状態と表現しましたが、まさに在郷軍人の再登用や学徒出陣と言える有様です。人口の60〜80%が感染すると言われ、数ヶ月では収まらない状況ですが、ゆっくり広がれば武漢やヨーロッパ各国のようにはならないでしょう。日本は元々感染症に対する国民の意識が高く、インフルエンザの際の咳エチケットやマスクの着用率が極めて高いのが特徴です。政府が依頼した学校の休校などにも全国的に呼応し従うという素直な国民性です。今後もこの国民性と助け合いの精神で、緩やかな拡大で社会全体が無事に乗り切れるよう願っています。
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