します。従って、鼻炎程度なら良いのですが、下気道の症状があったり全身症状や合併症がある場合、総合感冒薬では対処できません。風邪だと思ったら、自分の症状をこの図に当てはめ、どこまでいっているの

か想像してみましょう。そして、その症状がいつ頃から出てきてどうなってきたか、こちらへ的確に知らせてください。皆さんのかぜを上手に治療するために!

かぜの予防、


 かぜのウイルスは、鼻や口を入り口として、体内に侵入します。この、進入経路をふさぐこと、進入したウイルスを素早く撃退することが、かぜの予防法になります。ウイルスは極めて小さく、100%予防することは不可能ですが、このことを念頭に置いて予防を考えてみましょう。
感染の機会を減らす
 インフルエンザなどが流行している時期は、人混みを避け、マスクを着用し、鼻や口からの侵入を防ぎましょう。また、うがいや手洗いをしっかりすることも大切です。うがいにはイソジンのような殺菌、殺ウイルス作用のあるうがい薬を使うと良いでしょう。乾燥に強く、湿気に弱いインフルエンザウイルスは、加湿器で室内の湿度を上げておくと、空中に長居できないため、吸い込む可能性が減ります。周りの人にばらまかないために、痰を出した

り鼻をかんだティッシュペーパーを、ビニール袋にまとめて入れて捨てる心遣いも大切です。症状が強いときに無理して通勤や通学をするのは、同僚や同級生にうつすので、あまり感心しません。
体力増強に努める
 一般的な注意ですが、過労を避け、睡眠を十分とって普段の健康管理に努めることです。かぜにかかってもひどくならないで済むでしょう。
予防接種
 インフルエンザなど、ワクチンがあるものは、できるだけやっておくことをお勧めします。

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