異常を発見するための自覚症状

最近、体がだるいので肝臓でも悪いのではないかと言われる方がよくいます。過労に過ぎないことが多いのですが、だるさは肝臓病の症状の代表として知られています。その他、以下にも気を配りましょう。
A:尿の色
 黄疸の出始めは皮膚を見てもわかりません。尿が黄土色や赤茶色になったり泡立つのはその初期症状です。
B:右上腹部、脇腹の圧迫感や痛み
 肝炎で肝臓がはれたり、腫瘍ができたときの症状です。
C:腹部全体の膨満感
 肝硬変で腹水が貯まったときの症状です。お腹が張って食欲がなくなったり、ガスが貯まっているような感じを覚えます。
D:足の甲やすねのむくみ
 肝硬変になってアルブミンが

不足すると出現します。腹水より早期にでます。肝臓の治療薬の影響で出ることもありますが、その場合は心配ありません。
E:不眠
 分解機能が低下し、毒物が貯まって起こる肝性脳症の初期症状としてでます。もちろんそれ以外のこともあるわけで、肝臓病が心配で眠れないというのはこの範疇ではありません。
F:便の色
 黄疸が進むと便が茶色から黄色、白と色が薄くなります。また、食道や胃から出血すると海苔の佃煮のように黒くなります。
G:原因不明の発熱
 解毒作用が低下してエンドトキシンが貯まると熱が出ます。


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