その他関連性が指摘されている疾患:
 認知機能の低下は、幹線道路沿いの人ほどそうでな

い人に比べて認知機能の低下が見られ、DEPなどの排気ガス由来の物質が脳の機能を損なうことが疑われています。

PM2.5への対策

 たくさん吸い込むほど、体に悪い影響を及ぼすPM2.5なので、できるだけ吸い込まない工夫をしましょう。
無用な外出は控える
PM2.5は非常に細かい粒子であるため、窓を閉じていても家の換気口から侵入します。それでも、外出せず家にこもっていれば吸入量が減ります。外出すると運動量が増すため、呼吸回数や深さも増し、より一層粒子を吸い込みます。
窓を閉じ換気を最小限に
 微粒子を含む外気をシャットアウトしましう。車のエアコンの室内循環のように。
掃除はこまめに
 知らないうちに粒子は降り積もるものです。掃除機をマメにかけ、ふき掃除も丁寧にして、室内に粒子を溜めず、粒子の最浮遊を防ぎましょう。
洗濯物やふとんは室内干しに
 直接人に触れる下着に付くと、PAHなどの有機性の物質は皮膚を通して体内に吸収されます。また、布団や衣服に

付いた粒子は室内に溜まり、再度空気中に浮遊することもあります。
外出後は衣服を外ではたいてから入る
 これも粒子を室内に持ち込まない工夫です。
外出時はマスク着用しよう
 高性能の防塵マスクは目が細かいですが息がしづらく長時間着用できません。目が粗い一般の不織布のマスクは理論的には粒子を通しますが、多くの粒子は静電気などの影響でマスクに吸い寄せられるので、大いに防護効果が期待出来ます。大きめの粒子は当然フィルターにかかります。
外出後洗顔とうがいをする
 PM2.5は気管支や肺へ達するだけでなく、相当部分は皮膚や鼻腔、口腔内に残留しています。これらの多くは口から飲み込まれ胃腸へ達します。当然、腸や皮膚から吸収され体に悪影響を及ぼすことになるため、帰宅後はできるだけ取り除いておきましょう。






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