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では漏れる可能性が高いのです。逆流性食道炎などでプロトンポンプ阻害剤などを服用していると、ペプシノーゲンが高く出て、ABC判定に狂いが出る可能性があります。過去にピロリ菌除菌を行っている方はその時点でB又はC判定になりますので現時点の判定は

あてになりません。
 以上、細かい問題点はあるものの、胃ガンを効率的に発見したり、ピロリ菌を早期に除菌していくことで、胃ガンの発見率が向上するだけでなく、胃ガン発生の予防が進むためピロリ菌を調べたことのない方は是非積極的に受けてください。


ピロリ菌Q&A

1)ピロリ菌ってどう感染するの?
 ピロリ菌は口から入って胃に住み着きます。衛生状態の悪い時代に幼少期を過ごした年代の方や発展途上国で感染率が高いため、井戸水や川の水などから感染したり、親らがかんだ離乳食から感染する可能性などが疑われています。このことより、おじいちゃん、おばあちゃんは特に、口でかんだものを赤ちゃんに与えないで下さい
2)ピロリ菌の感染率
 グラフをご覧下さい。年を経るごとにグラフは右にシフトしているのがおわかりかと思いますが、若い人ほど感染率が少なく高齢者ほど感染率が高くなってお

り、同じ年齢でも年を経るごとに感染率が減っています。将来的には日本人の大多数は感染者ではなくなります。
3)ピロリ菌は必ず除菌が必要か?
 27年5月現在、ピロリ菌の除菌治療が健康保険で認められている疾患は胃・十二指腸潰瘍、早期胃ガンの内視鏡治療後、内視鏡で確認された慢性胃炎、胃MALTリンパ腫、特発性血小板減少性紫斑病などです。ここで、問題になるのはほとんど症状らしい症状のない慢性胃炎ですが、胃ガン発生の母地となっていることを考えるとできる限り除菌をしておいた方が良いでしょう。もし1次除菌に失敗したときは2次除菌をおこなうなど徹底的にです。
4)ピロリ菌の検査法のどれを選ぶか?
 検診レベルで簡単なのは、血液(又は尿)によるHP抗体検査です。便抗原法はピロリ菌の成分が便に混じっていることを確認する検査です。呼気テストは、尿素製剤を内服し、胃の中でアンモニアと二酸化炭素に分解されるかどうか、

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