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鎌倉市大船 山口内科 |
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排尿の仕組みと、その障害 |
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おしっこが出にくい、したくなったら我慢できずに漏れてしまう、おなかに力を入れたりちょっとした振動でチビってしまう、トイレの回数が多いなど、口に出せない悩みを抱える人が増えてきました。これらの症状は、高齢者ほど多いため、平均寿命の延びに伴って、激増中です。 |
ある程度の量になると、「膀胱に尿が溜まったよ!」という、情報が、神経を伝わって脊髄へ入ります。その情報を元に、「排尿せよ!」という指令が下部尿路の各部署に出されます。①自分の意志で排尿しようと外尿道括約筋を緩め(→)、②副交感神経を通して、膀胱の筋肉が収縮し尿を絞り出し(→)、③同時に出口を締めて尿をもれなくしていた、交感神経による内尿道括約筋の収縮を緩め、排尿が起こります(→)。ここで、自分の意志が通じるのは外膀胱括約筋だけで(→)、あとは自動的(自律的)に起こります。膀胱を補助する働きとして、腹筋を意識的に収縮させ膀胱を圧迫すると、よりいっそう排尿に勢いが着きます。 |
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