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漠然とした病名で、わかりにくいものですが、人により、原因は様々でも、タンパク尿が増えたり、腎機能(糸球体ろ過量)が落ちてきた人たちを、まとめて注意深く診ていきましょうという運動の一環として作られた総称的な病名です。 人口の高齢化や生活習慣病の増加によって、自然と腎障害を起こす人が増えるため、人工透析へ陥ってしまわないよう、早めに減塩食など食事療法を始めたり、腎障害の原因となる高血圧や糖尿病の治療を厳格にして行こうという腎臓病学会からの提案です。以下のCKDの重症度分類は、タンパク尿(アルブミン尿)の程度を横軸、糸球体ろ過量を縦軸、そして透析に陥る最大の原因となっている糖尿病はより厳格に腎障害の程度を色分けし、今後の
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リスクの高い人を重点的にケアしていくための判断材料としています。 信号機と同様、緑は安全、黄色、オレンジ、赤と進むにつれリスクが高まるため、それに応じて治療を徹底的に行う必要性があるというものです。最近どこへ行っても、いくつになっても血圧を徹底的に下げましょうという風潮があるのはこのような動きも関係しています。働き盛りで今後40年元気で生きていく必要がある場合はその通りですが、ある程度の年齢になった方に対して、どこまで徹底的に治療すべきかは今のところ一致した見解はありません。血圧を下げすぎて元気が出なくなっている高齢者が増えている昨今、今後年齢に応じた治療目標策定が必要になってくるのでしょう。
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