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①場所は3点観測で 表に、鼻、ノド、気管支の3点と、喘息の特徴である、気道の炎症と狭窄のイメージをまとめました。深呼吸をしたときに、イメージに合った症状が出ているようなら、もう少し深く自分の体の発する声に耳を傾けてみましょう。 ②気流のイメージ 空気は狭い場所を流れると笛を吹くようにヒューヒュー、ピーピー、ゼーゼーといった音がします。これら、比較的乾いた音の他、分泌物を含んだ、ゼロゼロ、ズルズルと言った湿った音がする事もあります。この場合は、周囲に強めの炎症が起きている可能性があります。 また、息を吸ったときに音がするのか、はいたときに音がするのかも確認しましょう。ぜんそくでは主に、息をはいたときに狭いところを空気が通る音がします。 ③炎症のイメージは違和感や分泌物で知る 炎症とは、"赤く、腫れて、熱を持って、痛むこと"です。これらの症状が3つの場所に出ているようなら、そこに炎症があると考えられます。これらの違和感は粘膜の神経で感じる痛みです。軽い方から言葉にすると、イライラ、ヒリヒリ、チリチリ、ジンジン、ズキズキという感じです。こんな言葉が思い浮か
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んだらそこに炎症を起こしています。タンや鼻汁などの分泌物も、炎症の結果粘膜からしみ出てきたものです。 ④セキのイメージで知る、炎症と神経反射 普通のセキは我慢できても、クシャミやむせて出るセキは我慢できません。これらは気道に突然異物が入るなど、クシャミやセキをする神経反射にスイッチが入ってしまうからです。スイッチが入ると、即座に息を強くはきだして、鼻の粘膜に付いたり気管に入った異物を吹き飛ばそうとします。これが我慢できないクシャミやセキの正体です。 これに対し、慢性的に気道が狭くなったことによるセキは、常にコンコンでて、気管支を押し広げようとした結果です。また、何となく出るセキは、少し気道が狭くなっていたり、気管支に軽い炎症があってイライラ感を覚えて出るもので、COPDなどの慢性気道狭窄や、炎症が原因です。 以上、鼻汁やタンを吸い込んで「むせて出るセキ」かどうかは、以後の診断や治療に大きく関わってきます。くれぐれもセキが出るという言葉一つで片づけてしまわず、どのように出るのか、いつどんなときに出るのかなど、自分の中で起きている出来事を思い浮かべながら、セキのイメージを描いてください。
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