インフルエンザを除くと、「カゼをひきました。」と言って来院される方の多くは、いわゆる鼻カゼか、そのこじれたものです。そしてカゼの主力である鼻カゼの正体は、アレルギー性鼻炎です。アレルギー性鼻炎とは、「発作性・反復性のクシャミ、水様性鼻漏(鼻水)、鼻閉をおこす、急性のI型アレルギー疾患」と、定義されています。具体的に言うと、ホコリやスギ花粉、ネコのふけ、冷気など、アレルギーの刺激を鼻に吸い込んだ結果、クシャミが突然、かつ、繰り返し出たり、水っ鼻が垂れ、鼻がつまることです。 アレルギーですので、高熱が出ることはまれですが、こじれると副鼻腔炎や中耳炎に進み、発熱したり、ノドへ垂れた鼻水(後鼻漏)を吸い込んで、ぜん息や気管支炎、肺炎を起こす場合があります。 以上より、鼻カゼと言ってバカにするとひどい目に遭うことがあるので、適切な対応が必要です。 具体的には、
|