大腿や足のしびれ

脳から来るしびれ
 脳卒中や脳腫瘍などによるしびれは、末梢の神経分布を示すデルマトームに一致せず、離れた複数の部位のしびれをきたすのが特徴です。手と足が同時にしびれるなのです。このような場合は早めにCTや、MRI検査を受けて下さい。
脊髄から来るしびれ
 デルマトームは、背中側のその高さの脊髄から皮膚へ伸びる末梢神経の走行を示します。従って、デルマトームに一致したしびれがある場合は、脊髄または、そこから出てくる太い神経の束である神経根などの障害が疑われます。
 原因は、腰部の椎間板ヘルニア、変形性関節症(骨棘が神経に触っている)、脊椎管狭窄症などです。その他、腫瘍や、ギランバレー症候群や帯状疱疹などの炎症なども時々みられます。
末梢神経のしびれ
 末梢神経は概ね、神経の先端ほど症状が強調されます。太腿より足の甲、足の甲より指先ほどしびれが強くなります。

単神経炎
 一本の末梢神経がケガや炎症、圧迫により障害を受けると、その領域に一致した神経症状がでます。スネの外側がしびれる外側大腿皮神経や腓骨神経の障害が有名で、コルセットやベルトで強くしめたり、肥満、足組による神経圧迫が原因です。
多発性神経炎
 末梢神経障害で最も多いもので、多数の末梢神経が冒されます。糖尿病によるものが有名です。先端に近い神経ほどやられるので、手袋や、靴下をはいているような分布が特徴です。足先がビリビリしたり、虫が這っているような異常感覚、触った感じが鈍いほか、痛い、冷たい、ほてるを経て、進むと全く感覚がなくなることもあります。また運動神経まで障害を受け、力が入らなくなる場合もあります。糖尿病なら食事や薬を見直し、HbA1cを6.5%程度に改善させるなど、原病の治療が基本です。






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