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巷で見かける肺炎の多くがうつらない肺炎とすると、"うつる肺炎"の代表がマイコプラズマ肺炎です。全肺炎のおよそ10〜20%を占めています。特徴は表にまとめましたが、疑うポイントは"うつる肺炎"の特徴を反反映したものです。 @鼻カゼをこじらしたものでないこと。A学校や会社など、所属する集団で、最近マイコプラズマの発生があった。 Bセフェム系などうつらない肺炎の原因菌に有効な抗生物質が効かず、頑固な空ゼキ(痰の無い)と熱が続くなどです。 疑いがあれば、肺のレントゲンを撮影を行い、肺炎かどうか確認します。肺炎が確認され、マイコプラズマの疑いが濃厚なら、治療と同時に血液検査を行いますが1回目の検査では判断がつかず、2度目で確認できる場合がほとんどです。 治療) 抗生物質の内服で、おおむね数日で熱が下がり、1週間程度でセキも取れてきます。
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マクロライド系(ジスロマックなど)、キノロン系(ジェニナック、アベロックス、クラビッドなど)が主に用いられ、テトラサイクリン系(ミノマイシンなど)が使われることもあります。 肺炎にかかっている人は、家族や自分の属する集団にうつす可能性があるので、できるだけ家庭内でもマスクをして、登校、出社は医師の指示に従って下さい。 予防) 集団内での情報の共有がワクチンです。潜伏期間長いため、集団のなかで1名出たら、その後1ヶ月は、感染者がでる可能性があるのでセキや熱の症状にご注意下さい。なお、皇室の方々が罹ったため、認知度が上がり、医師もつい"マイコプラズマかもしれない"と、言いがちです。はやっていないマイコプラズマが、口づてに流行る場合もあるのでガセネタにもご注意を。
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