緊張性頭痛 肩こりからくる頭




前かがみの姿勢

正しい姿勢

: 頭痛をさけるために、頭を首の骨に乗せて支え、肩や背中について頭を引っ張っている筋肉の負担を軽くしましょう。

 頭痛のうち、もっとも一般的なものです。図のように、頭を支える後頭部から肩、背中に伸びている筋肉が緊張し、くたびれ果てて起こる頭痛です。後頭部から額にかけて"圧迫されるような感じ""鉢巻きで締め付けられるような感じ""お釜をかぶったような感じ"などと表現する方が多く、精神的な緊張や、疲労のあとで悪化します。ぐっすり眠った朝は比較的少なく、疲れの貯まった夕方に症状が出ます。首を支えている筋肉のこりですので、筋肉がか細く、首の長い女性に多く見られます。また、前かがみの姿勢でいると、頭がたれて来ないように支えている筋肉が始終緊張を強いられるので、痛みが出やすくなります。前かがみの姿勢を避け、頭を首の骨にのせておくように努めましょう。後頭部が痛んでくる頭痛は頭の中で出血しているのではないかと不安

に思っている方が多く見られますが、頭の中で出血するようですと頭痛以外の神経症状が必ず出ます。もちろんどうしても心配でしたら、CTMRIで頭を調べるのもよいでしょう。そして、何もなかったら安心してリラックスしましょう。頭痛薬が有効なこともありますが、原因からすると筋肉の緊張を取ればよいことになります。筋弛緩剤(ミオナール、テルネリンなど)で筋肉の緊張を緩めたり、少量の精神安定剤(セルシン、セレナール、ソラナックス、デパスその他)で、心の緊張を静めたりするのが合理的です。いわゆる頭痛薬で改善しない方は、これらの薬を試してみましょう。また、マッサージを受けたり、心身の緊張をほぐす運動や音楽を聴くなど、自分をリラックスさせるように努めてください。

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頭痛薬の使い方と注意 編集後記