頭痛は日頃誰でも経験する、不快な症状です。風邪を引いたとき、熱を出したときなどの頭痛は、全員に起こりうるものです。これら、ある程度、原因が予想できるものは問題のないことがほとんどです。しかし、原因が思いつかないもの、原因が予想できても痛みの症状が激烈なものは要注意です。たまに頭痛の出る方、一年中頭痛の取れない方など一口に頭痛と言っても様々です。頭痛が起きたときには以下のことに注意して、ご自分の症状を細かく医師に伝えましょう。
1)いつから始まったか?
2)突然か、急か、ゆっくりか?
3)繰り返し起こるものか?
4)頭のどの部分が痛むのか?
5)どんな痛みか?キリキリ痛むなど言葉で。
6)痛みの持続時間はどのくら

いなのか?
7)一日のうち、いつ頃痛むか?
8)悪化や改善させる因子はあるのか?
9)発熱、吐き気、兆しなどの合併は?
などです。
 上記は、中学生時代に習った、5W1H(when,where,who,what,why,how、いつ、どこで、誰が、何を、なぜ、どのようにして)という、物事の基本的な状況を表現する方法に過ぎません。症状が起こったときの状況と診察で、ある程度、頭痛の診断がつきます。頭が痛くなったら、その状況をこれらに注意して記憶し、こちらへ知らせて下さい。
なお、5W1Hの表現は、頭痛に限りません。様々な体の症状を上手に伝える方法として、覚えておきましょう。




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頭痛薬の使い方と注意 編集後記