新しい剤型

OD錠:ラムネ菓子に似ており、口の中で溶けるので水がなくても飲み込める薬です。胃薬や血圧の薬で始まり、様々な薬に応用されています。飲みやすいことは利点ですが、半分に割って飲むとき崩れてしまう点はマイナスです。また一般の錠剤やカプセルより速く効果が現れる点はよいのですが、有効時間が短くなる場合もあります。
テープ剤:古くは狭心症のフランドールテープや喘息のホクナリンテープ、最近ではガンの痛みに効くモルヒネのテープ剤や禁煙補助剤のニコチネルTTSなどがあります。これらは効果の

立ち上がりが緩やかで持続時間が長く、万一副作用が出てもは剥がしてしまえば速やかに不愉快な症状も消えるので、使いやすい剤型です。反面絆創膏かぶれが出たり、薬の切れ味が甘い場合があります。
徐放剤:ゆっくり長く効く薬です。降圧剤などでは1日1回の薬が主流です。効果がマイルドなので不愉快な副作用も少なめです。リウマチ、骨粗鬆症、インターフェロンなどでは1週間に一回の薬が主流です。インスリンの自己注射も1日1回のタイプが見直されつつあります。






食後30分以内は、食後すぐ服用!
 こう書かれている場合は、食べたらすぐ飲みましょう。一服している間に忘れては元も子もありません。また、食事をしなかったので飲まなかったというヒトがいますが、糖尿病の薬など特殊なものを除いて、食事をしなくても時間がきたら飲んでください。降圧剤、風邪薬など皆同様です。


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