胃腸炎になったら

 最も多いのはウイルス性の胃腸炎です。これらは2〜3日で自然に治りますが、腹痛や、下痢・発熱などは必要に応じて治療が必要です。また、下痢に血液が混ざる場合は重症化の兆候ですので、必ず受診しましょう。
1)水分と塩分を十分に飲もう
 胃腸炎はおう吐、下痢、発熱などで、食事や水分が取れず脱水と塩分不足になります。そこで、スポーツドリンクやコンソメ、みそ汁のような水分と塩分入った飲み物を十分飲みましょう。一度に大量に飲むともどす場合があるので、一口ずつ飲んでください。なお、飲むと下痢をするので飲まないという人がいます。下痢は飲んだものが出

るのでなく出口に溜まっていた下痢便が出るべくして出るものなので、安心して飲みましょう。
2)消化の良いでんぷん質や糖を少しずつ
 お腹をこわしている時に、油っぽい食べ物や、タンパク質系の食べ物は消化できず下痢の原因となるので避けましょう。おかゆに限らず、うどん、ご飯、パンなど比較的プレーンな炭水化物は消化が良いので水分が飲めたら少しずつ食べ始めてください。なお、焦って食べなくても、2〜3日なら、人の体には十分エネルギーの貯金があるのでご安心ください。なお、ヨーグルトや海草、野菜など便秘に良い食品は便が緩くなるのでご注意を。






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