SGLT-2阻害薬 血液は腎臓で濾過されます。血液中の糖はいったんそのままの濃度で尿細管へ濾し出されます。そして、170mg/dl以下の糖分はほとんど再吸収されて血液中に戻ってきます。このため正常な人では尿に糖が混じることはありません。いったん出た尿糖の再吸収を抑え余分な糖分をどんどんオシッコに出して血糖値を下げていこうというのがSGLT-2阻害薬の原理です。尿に糖が出るのは悪いことであるという常識を逆手にとって食べ過ぎた糖分を筋肉で燃やさず、そのまま捨ててしまおうという発想です。この新薬も治研が進み、この1〜2年の間に登場してくる予定です。その他、GPR119作動薬など、新薬の開発が目白押しです。
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