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虹は七色、親の七光りと、とかく光は七色にたとえられます。七色とは赤、橙、黄、緑、青、藍、紫です。これらは可視光線と呼ばれ、光の波長を長い方から順番に並べたものです。 光は放射線や電波と同様に、電磁波と呼ばれるエネルギーを持った波です。光のうち、可視光線より長い波長が赤外線で、短い波長が紫外線です。どちらも人の目で見ることができない電磁波です。 電気ストーブや電気コンロが発生する熱の正体が赤外線です。大半は大気で捉えられ、地表に届くのはごくわずかです。 紫外線は波長の長い方からUVA 、UVB、UVCの3つに分かれ、UVAの5.6%、UVBは0.5%が地表に届きます。殺菌灯に使うほど細胞毒性の強いUVCは、ほとんどがオゾン層で捉えられるため地表には届きません。オゾン層が破壊されるとUVCやUVBまで地表へ到達するのでフロン問題は重大です。赤外線に紫外線、七光りの外側は危険がいっぱいですね。
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2つの日焼け サンタン(Suntan) UVAは、2ページ図のように、皮膚のやや深い層である真皮まで達します。真皮ではタンパク質を壊し、細胞の新陳代謝を促します。メラニン色素を酸化させ茶色に変えるため、皮なめしにつかう褐色のタンニンにちなんでサンタンと呼びます。サンタンは炎症が弱く、色素沈着が中心の軽い日焼けという位置づけです。 サンバーン(Sunburn) UVBによる日焼けがSunburnです。UVBは表皮層までしか届きませんが、UVAより細胞障害性が強く、皮膚に強い炎症を起こします。皮膚ガンの原因になるのもこのUVBです。UVBが当たると表皮層では色素細胞がメラニンをつくり、皮膚を守る防御反応が起こります。 UVBは皮膚だけでなく、薄い繊維も通さないので薄手の長袖の上着やシャツを着たり、帽子をかぶれば皮膚への浸入を防ぐことができます。 Sunburnは、いわゆる日焼けで、皮膚の火傷(やけど)です。
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