きのために後生大事にとっておき、胸が苦しくても我慢している方がおられますが、軽い胸痛でも使ってみて、効果があったかどうか報告して下さい。また、アダラート、アムロジン、ヘルベッサー等のカルシウム拮抗剤も同様な働きがあります。(2)狭くなった血管をつまらなくするためには血液をサラサラにする薬と呼ばれる抗凝固剤が使われます。小児用バッファリン、ワーファリン、パナルジン、プレタール、ペルサンチンなどが有名です。(3)心臓に負担をかけないためには、過度な運動を避けることが大切です。具体的には坂道を駆け上がったり、走ったりして、狭心痛が出るような行動はやめましょう。β-ブロッカー(インデラール、テノーミンなど)の服用によって、心臓をサボらせ酸素の需要を減らす方法や心不全があるなら、その治療をするのも良いでしょう。
このように一言で狭心症、心筋梗塞といっても様々なアプローチがあります。そして、これらの治療はバラバラに行われるのではなく、組み合わされるのが普通です。該当される方には、我々がどのようなことを考え対応しているのか理解していただければ幸いです。
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