すこやか生活

いろいろなしびれ感

 手や顔がしびれるなど、皆さんと話をしていると時々"しびれ"という言葉が出てきます。しかし、このしびれという言葉はとてもその守備範囲が広く、神経の症状以外にも「ヨン様にしびれている。」など、うっとりする、感動するなどといった場合にも使われます。
 このしびれを大きく分けると
1)体の動きが悪くなった場合(運動麻痺)
2)感覚が無くなったり、鈍感になる場合
3)皮膚が何かに触れるとビリビリ、ジンジンするなど、神経がひどく敏感になっている
4)何もしなくても、体のある場所がチクチクしたり、ピリピリする(神経の電気的スパークが過剰になっている)
 など、です。

1)運動麻痺---脳梗塞等によって運動機能が落ちたことをご本人はしびれたと感じている。
2)いわゆる末梢神経が麻痺していたり、痛みを感じる中枢(大脳)が壊れ、神経が鈍感になっている時。糖尿病性神経障害なども末梢の神経から傷んでくるので、この範疇に入ります。
3)体の一部を傷め、その後関連する部位の神経を傷めてしまっている。
(皮膚が多いので)
4)末梢神経などで、何をしなくてもピリピリ痛痒いなど。帯状疱疹などで、 末梢神経を傷めてしまい、何もしなくてもしびれと称する神経の症状が出てくる状態です。
 しびれと言っても千差万別なので、これらの
症状から原因を突き止め、治療していくことが大切です。






しびれの主な原因と対策

1)運動麻痺
  体を動かす筋肉かそれを操る神経が傷んで動きが悪くなる場合。脳梗塞などの脳卒中、脳腫瘍、重症筋無力症や、筋萎縮性側索硬化症など。なにやら難しい病名が続いていますが、麻痺を起こす場合は大概力が入らないなどという自覚症状

を訴えられる方が多いので、しびれにこのような症状が加わる場合、麻痺を考えます。麻痺にも様々な原因があるため、いつから、どの部位が、どのような感じで力が入らないかなど詳細をこちらに教えてください。原因によって、その対策が異なるのは当然です。

(2 ページに続く)

いろいろなしびれ感 しびれの主な原因と対策|
胸郭出口症候群 | 帯状疱疹 | むずむず脚症候群ってなに?