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脳梗塞や、心筋梗塞が起きた時は血管の内腔に血液の固まりが詰まっています。これを凝血塊といいます。目詰まりが起きた直後では、この凝血塊を溶かす可能性のある薬(t-PAなど)で溶かして血流を再開通させることも可能です。しかし時間が経って固まりがしっかりすると、溶かす薬は効果がありません。ところで一度目詰まりしたり(脳梗塞、心筋梗塞)、目詰まりしそうになったり(一過性脳虚血発作、狭心症)した方は、その血管以外にも動脈硬化があると予想されます。そこで、全身的に起こっている動脈硬化による、様々な臓器の循環不全を予防することが課題になります。脳梗塞や狭心症、心筋梗塞の予防、治療に使う薬を血液をサラサラにする薬という表現をすることがあります。血液が固まることによる血管の目詰まりを防ぐ薬です。いくつかのタイプがあるので代表的な
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薬と作用を紹介します。
1)血小板機能(パッチ)を落とす薬
パナルジン、小児用バッファリン、ペルサンチンなど
2)凝固因子(のり)の機能を落とす薬
ワーファリン、ヘパリンなど
3)血液の循環を良くする薬
カランやペルジピン、ニバジールなど
このほか、血管の動脈硬化を予防する薬がいくつかあります。コレステロールを下げる薬(メバロチンなど)、ビタミンE(ユベラニコチネート)などがこれに含まれます。
糖尿病の治療、高血圧の治療も長い目で見ると動脈硬化の予防になります。循環不全の治療も様々な要素を考えて治療しているのです。
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