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「肺炎の予防接種をうって下さい。」こういった要望をよく聞きますが、正しくは"肺炎球菌"の予防接種です。病院内感染など特殊な肺炎を除くと、ちまたで起こる肺炎の主な原因は肺炎球菌とインフルエンザ菌(紛らわしいですが、インフルエンザを起こすウイルスとは別物。)、そしてマイコプラズマです。全肺炎におけるこれら原因微生物の割合は、各々25%、11%、11%程度で、肺炎球菌が最多です。この肺炎球菌による肺炎を予防するのが肺炎球菌ワクチンです。20数種類の肺炎球菌の亜種まで含み、一回の接種で長期
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に予防効果があるとされ、一説には一生有効とも言われています。実際の有効期間は5年〜10年程度と考えられています。日本に導入されて間もないので、今後接種の間隔や、時期などハッキリとした指針が出てくるでしょう。 予防接種をしておいた方がよい方は、高齢者や心肺機能が落ちた方、脳梗塞などで、食べ物を飲み込むとむせてしまう方、糖尿病や腎不全、肝臓病などで抵抗力のない方などです。流行る季節は特にありませんので、思い立ったら相談してください。
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