禁煙の工夫

 タバコを吸うとニコチンに依存するようになり、止めるのには強い意志がいります。禁断症状は3日以内にピークが来て概ね1週間、長くて2〜3週間我慢すると離脱できます。いくつか工夫できることがあるのでまとめてみましょう。

1)環境を変える
 灰皿やライターを処分しタバコを持ち歩かないようにします。また、喫茶店、パチンコ、飲み会などに行く機会を避け、喫煙者に近づかないようにします。そして、身近な人に禁煙宣言をしましょう。

2)喫煙と関係ある行動パターンを変える
 食後すぐ席を立ったり、コーヒーやアルコールを控えます。朝起きたら洗顔し、歯磨きして朝食をとるなどの順番やリズムを変えてみるのもよいでしょう。

3)喫煙の代わりになる行動をする
タバコを吸いたくなったら深呼吸するのはとても有効です。水を飲んだり散歩に出たりするのもよいでしょう。口が寂しくなったら虫歯にならないガムを噛んだり昆布を噛んでみましょう。しばらく時計を眺めていると、吸いたい感覚が去って行くこともあります。

4)禁煙代替療法
 ニコチンをタバコ以外で体に入れて、ニコチン中毒から徐々に離脱をはかるものです。皮膚に貼るパッチ(ニコチネルTTS)と、ガムタイプ(ニコレット)があります。安定したニコチンの血液中の濃度が保てるのでパッチが一般的ですが、突然起こる喫煙の欲求にはガムも有効です。そうはいっても禁煙は困難なもの。失敗したからといってくじけずに、何度もトライして下さい。






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