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図は女性の下腹部を縦切りにした割面を示しました。前から恥骨、膀胱、子宮や膣、直腸と肛門、尾骨の順に並んでいます。恥骨は下腹部の真ん中に硬く触れる骨、そして尾骨は一般に尾底骨と言われ背骨の続きで、シッポの名残です。そして、これらの臓器や骨を束ねているのが骨盤底筋群と呼ばれる筋肉です。これらの筋肉は、各臓器の出口を取り囲むように張り巡らされ、臓器の出口をシャキッと
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締め、デレンと垂れ下がったり、ブカブカにならないよう引っ張り上げる働きがあります。 さて、腎臓で作られたおしっこ(尿)は膀胱に蓄えられます。おしっこがしたいと感じる(尿意)のは、牛乳ビン1本(150〜200ml)ぐらいたまってからです。膀胱がいっぱいだと感じるのは牛乳ビン2本(300〜400ml)。そして、我慢できず漏らしそうになるのが400〜450mlほどと言われています。膀胱がいっぱいになると、筋肉の袋である膀胱が収縮し、それと同時に尿道括約筋がゆるんで、タイミング良く尿道口から尿が押し出されます。このとき腹筋などの力も腹腔の内圧を高め、膀胱を上から押して収縮を助けます。男性は、陰茎や前立腺があるため尿道が長く、女性に比べ出口がやや厳重になっています。
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