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特発性発疹と水いぼ 

 生まれて初めてかかる病気の代表が特発性発疹です。生後6ヶ月〜1年の赤ちゃんが、突然高い熱を出し、熱は3〜4日続きます。普通のカゼと違い、咳や鼻水は少なく、熱の割には元気にしています。熱が下がると体中に麻疹や風疹に似た発疹が出ます。また、うんちがゆるくなるのもこの病気の特徴です。熱が出ると赤ちゃんは脱水になりやすいので、ミルクやジュースなど水分をたっぷりとあげてください。また、高熱でつらそうにしているときなどは、解熱剤を使います。ヒトヘルペス6型が原因微生物です。最初の病気らしい病気ですのでお母さんもあわてがちになりますが、基本的には心配いりません。ひきつけたり、水分を取らず元気がないとき以外はどっしりと構えていてください。

 水いぼ(伝染性軟属腫)は、丸くて光り、水をもった、うつるイボです。つぶすと白い塊が出てきて、この中にウイルスがうじゃうじゃいます。これが他の皮膚に付くとうつって、新しいイボができます。「治るからと思っていたら、だんだん増えてきた。」なんて言うのが、水いぼの典型です。少しならつまんでとっておき、局所を消毒します。特別な治療をしなくても1年ぐらいで治りますので、つまむ痛さでお子さんが逃げ回るようでしたら、無理に追っかけてつぶさなくてもよいでしょう。特殊な塗り薬を塗る場合も有りますが、その場合は皮膚科の先生に相談してください。






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