鎌倉市大船 山口内科 すこやか生活第21巻9号

今からやっておくこと

1)普段の体調管理
 持病のある方は、その状態が悪いと取り返しがつかなくなる確率が上がります。生活を正し、きちんと治療をしておきましょう。また、前もって自分の平熱(朝と夕)や安静時の脈拍数(○拍/分)、呼吸数(安静時 ○回/分)を確認してください。そして普段から咳や息切れ、クシャミ、鼻水などがあるのか、それが悪化しているのかなどを知っておきましょう。今から記録するのもありです。
2)普段との違いに敏感に
 いつもより熱が高い(1℃程度上がれば明らかに異常。平熱が35℃代の方は38.8℃でインフルはざらです。)、セキが止まらない、歩くと苦しい。インフルエンザのように体がだるくて仕方ないなどが発症の始まりです。熱冷ましを飲みながら頑張るのは厳禁です!

3)日常生活が円滑にいく工夫を
 スマホの普及で、テレビ電話やネット会議も当たり前にできるようになりました。発症2日前から感染させる可能性があるので、どうしても人が集う時は、常にマスク着用の上、人との距離を取って、換気に気をつけて行う。
4)交通手段の工夫をする
 自転車など、オープンエアで乗り物がいいですね。事故には注意して下さい。電車に乗るときはマスクに加えビニール手袋をするのもよいですね。
5)物は大切に
 混乱期は物不足になり、ビニール袋や新聞紙も大切な資源です。
6)セキや熱で受診時は前もって電話を
 診療体制の確認が必要です。

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