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あせも(汗疹): 汗は、皮下の汗腺という分泌腺で作られ、汗管という管を通って、皮フ表面に放出されます。この管が汗やよごれなどの異物によってつまってしまうと、汗が管や分泌腺内に滞ります。すると、この汗は行き場がなくなり、管の周囲の皮フに漏れ出ます。この漏れ出た汗が、水疱となったり炎症を起こし赤くはれたものがあせもです。 あせもの原因:汗管の閉塞は、汗が大量に出たり、皮フ表面に出た汗が蒸発せずそこにとどまった場合に起きやすくなります。このため、激しい運動や、高温多湿の環境での作業、汗を吸収できなかったり、蒸散できない通気性の悪い衣服の着用が原因となります。 あせもができやすい場所: 汗をかきやすく、それが蒸発しにくい、髪の毛の多い頭皮、額や首筋、肘や膝の内側、股やお尻などが好発部位です。 紅色汗疹:いわゆるあせもで、汗管の奥の方がつまり、皮フに1〜3mm程度の赤いブツブツができるもので、強いかゆみがあったり、ピリピリ、チクチクした痛みが出ることもあります。ひっかいて化膿したり、悪化させることもまれではありません。このため、早めの対応が必要です。 水晶汗疹: 皮フ表面近くの汗管がつ
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まって起こり、小さな水ぶくれが集まったような形をしています。色から言っても炎症が弱く、痛みやかゆみは軽く、数日で自然に消失します。 あせも対策: 1.住環境、労働環境を見直す 大量の汗をかくことと、汗管がつまることが原因なので、これを防ぐことがあせも予防の第一歩です。エアコンをつけないで頑張る人もいますが、室内で30℃以上になる環境は体に負担になります。また、湿度が高いと汗も蒸発しないので、体の熱が逃げず益々汗をかいてしまいます。高温多湿の時は無理せずどちらも下げておきましょう。 2.通気性の高い服を着る かいた汗がたちまち蒸発すれば皮フ表面の温度が下がり、ムダな汗かきが減ります。吸湿性の高い服は、表面から吸った汗が蒸発し熱が下がりやすいので有効です。最近は工夫された様々な素材の服があるので試してみましょう。 3.汗をかいたらシャワーを浴びる 汗の出口によごれが溜まると、出口がふさがりあせもができます。大量の汗をかいたらこまめにシャワーを浴び、よごれを落としておきましょう。また、少し低めのお湯なら、体表面が冷えるので、汗もおさまります。
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