睡眠負債と社会的ジェットラグ 

体温変化:図は一般的なヒトの体温の日内変動を示しています。夜、寝付くとエネルギーの燃焼が減り、体温が下がっていきます。そして、起床とともに体温が上昇していき、就寝前まで徐々に上がっていきます。これは睡眠中のエネルギーロスを回避し、日中にエネルギーを燃やして活動するのに合理的な体の代謝の結果です。なお、代謝とはデンプンや脂肪を燃焼することで、す。人の体では、筋肉の運動で燃焼が起こり熱が発生します。

 なお、血圧と体温は少し時間がずれており、血圧は活動や休息を見越して前もって対応し、体温は活動量をそのまま反映しているようです。

血圧の日内変動:こちらも夜間血圧が下がりますが、起床時に先立って血圧が上がっていき、お昼には血圧の最高値に達します。その後、夕方から夜にかけて下がっていき、早朝まで低い値が保たれ、朝になると上がります。血圧は、心臓や脳だけでなく、全身に血流を送るために重要で、活動をする前段階から上がって来ます。血圧が高い時間帯にはいると、頭が働き体は活発に動けるようになるわけです。

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