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腎臓病といっても原因も程度も様々です。例えば、糖尿病由来のものでは、血糖値やHbA1cを下げるようなカロリー制限による、血糖コントロールが中心となります。ここでは、eGFRが下がったときの、原因に関わらない、一般的な注意点に触れておきます。 減塩食:平成25年度の厚労省の調査によると、日本人男性の塩分摂取量は一日11.1g、女性が9.4gでした。高血圧の際の推奨摂取量が一日6g、腎臓病の推奨摂取量が3~6gとされており、普段の食事のおよそ半分以下のイメージです。 タンパク質制限:タンパク質は、お肉やお魚の主な栄養素のイメージです。これは代謝されると尿素窒素などのいわゆる尿毒素になっていくものなので、腎機能の悪い方は取りすぎないようにすべきとされていま
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す。健常人では一日あたり体重1kgについて1gのタンパク質摂取が推奨されています。日本人の80%以上がこれを上まわるタンパク質を食べています。eGFRによるタンパク質摂取量の目安は、60mL/分/1.73m²以上の方は一日体重1kgあたり1g(60kgの方は60g)、eGFRが45~60の方は、0.8~ 1g、45未満の方は0.6~0.8gです。減塩食より制限は軽いですが、美食傾向のある日本人は概ね3割~5割程度は減らした方が良いでしょう。 カリウム制限:eGFRが45を切ってくるようなら、生野菜や果物に多く含まれるカリウムの制限が必要です。 その他:喫煙は腎機能の低下を招きます。運動不足で体重が増えるのもマイナス要因なので、適度な運動が必要です。
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