病気にならないストレス解消法

 ストレスに対して、"頑張って"克服しようという反応は交感神経を興奮させ体に様々な負担をかけます。また、ストレスを"我慢しようとする"と、ずっしりとのしかかり、心に負担をかけます。アメリカの心理学会では次の5つの励行を推奨しています。
1)ストレスの原因を避ける
2)笑い 自分が笑顔でいて周りを和ませる
3)友人や家族のサポートを得る
4)運動をする
5)瞑想をする
1)は、あたりまえですが、原因を把握していない場合も多く、一度日常を振り返って原因を探ってください。3)は、自分のストレスを身近で信頼できる人に話して共有してもらうと、肩代わりしてもらうことになります。4)運動すると心身共にスッキリしますが、ストレスが溜まっているときほど、自律神経の

過度な暴走を防ぐことにつながります。5)瞑想は、目を閉じてゆっくり呼吸し、呼吸で動く自分の腹や胸の動きに心を向けます。雑念が浮かんできても体の動きに集中すると消えていきます。10分程度これをした後、目を開くと、心の中の葛藤から解放され、今の現実に目が覚めます。
 映画を見る、音楽を聴く、買い物をする、美味しいものを食べる、お酒を飲むなど、
自分にとってのストレス解消法になる事柄をリストアップしましょう。"焼き肉のにおいを想像する"、"ネコをなでる"など、どんな小さなことでも良いです。何十でもできるだけ多くリストアップし、それを印刷したり紙に書いていつも持ち歩きます。この中で、体に悪そうなことはできるだけ避け、問題のない解消法をやってみましょう。また、ストレスが溜まってきたと思ったら、そのリストを眺めるだけでも結構です。

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