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1)胃や腸管が膨らんでいる場合 胃腸の内腔にものが溜まって膨らんでいるイメージです。胃には食物や飲料水などが溜まるわけですが、ごく稀に、胃潰瘍や胃ガンにより、胃内で出血した血が溜まっていることがあります。胃は元々食べ物を消化するだけでなく、一時的に蓄え、少しずつ腸に送りこみ、血糖値の急激な上昇を避け、活動時に十分エネルギーが行き渡るよう、糖の有効活用を行っています。 2)実質臓器が肥大したり体積が増す 実質臓器とは、塊状の臓器です。具体的には、肝臓、腎臓、脾臓、膵臓などです。臓器ごとに見ていきましょう。 肝臓:脂肪肝、肝臓ガン、肝のう胞など 腎臓:のう胞腎 脾臓:脾種。脾種を起こす主な病気は、肝硬変で、慢性白血病などの血液疾患なども原因となります。
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3)膀胱に尿が溜まっている場合 膀胱に200ml以上溜まると、おしっこをしたいという尿意を感じますが、この尿意を感じなかったり、前立腺肥大や前立腺ガンなどでおしっこが出ない状態(尿閉)に陥ると、膀胱に尿が満々に溜まってしまいます。尿を出す神経・筋がマヒしていて排尿できず溜まることもあります。 4)腹水など臓器の外側(腹腔内)に液体が溜まっている場合 腹水には、ただの水っぽいものが溜まる 漿液性の腹水と、タンパク質や細胞成分の多い滲出性の腹水があります。前者は、心不全などによって血液中の水分が心臓、肺と巡っていかないために起きます。後者は、腹膜炎や卵巣ガンなどの炎症によって発生します。虫垂炎など強い腹腔内の炎症によって起こる場合もあります。まれに脂肪を多く含む乳び腹水も見られます。これは、腸から吸収した脂肪などの栄養を、左肩にある静脈に送る太いリンパ管の、胸管がつまったり、ガンや外傷で傷ついて漏れて起こります。
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