3つの脳梗塞

 脳梗塞は、脳の動脈が狭まったりふさがることにより、そこから先の脳細胞が酸素欠乏に陥り死んでしまう病気です。一口に脳梗塞といっても、血管のつまり方、どの血管がつまりどの部分の脳細胞がやられたかによって、重症度、症状、後遺症や再発率などが異なってきます。3つの主な脳梗塞について表にまとめておきます。
 以前は脳梗塞がおこると、

何も直接的な治療ができなかったので、少し落ち着いたらリハビリをするだけでした。最近はt-PAという血栓を溶かす薬が使われ、脳を生きかえらせることが可能になりました。発作後4.5時間以内なら保険適応があるので、麻痺などの症状が急に出た場合は、しばらく様子を見るのではなく、速やかに病院へ駆けつけ、脳梗塞かどうか確認することが大切です。



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