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黄斑は光が焦点を結ぶ網膜の中央部に位置し、視野のど真ん中の光を感ずる部分です。最も感度が高く、文字を読むときなど視力を反映する中心的な場所です。黄斑変性症は、ここが傷んで変性する病気です。 50歳以上、特に60〜70歳に多く、日本では女性より男性に多い病気です。黄斑変性の最も大きな原因は喫煙で、以下、加齢、紫外線、高血圧などが疑われています。 視野の中心が暗くなったり歪んで見えて気づきますが、片方だけの場合は、もう一方の目で視力補われるため、視力低下を自覚しない場合もあります。視力の有無や状態を確認するときは、片目をつぶってモノを見てみると良いでしょう。
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滲出型加齢黄斑変性 脈絡膜に新しい血管が生えてきて、その血管から漏れた血液成分により黄斑付近がむくむ黄斑変性です。むくみにより急激に視力が低下して、数週〜数ヶ月で視力を失う場合もあります。眼科でこのタイプと診断された場合は、新しい血管の血流をふさいでつぶしてしまう光線力学療法が行われています。新生血管をつぶすことによって進行を食い止め、何とか最低限の視力を維持出来るようになりました。
萎縮型加齢黄斑変性 新生血管ができたり、むくむことなく、黄斑部の網膜が萎縮するタイプです。こちらはゆっくりと視力が低下しますが、進行は止まらず決定的な治療法はありません。
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