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食道下端:胃酸が上がってくる入り口なので、どこまで酸が上がるにせよ一番長く酸に曝されます。このため、炎症や潰瘍になり、痛みの症状が出やすい部分です。胃との接合部なので、胃の痛みと勘違いしている方もよくいます。空気が胃から口まで上がってくることをゲップと呼びます。「ゲッ」という擬音語は、食道下端の狭い部分を空気が通るときに発する音です。この狭い部分に炎症が起こると食べ物が通るとき不快感を覚えます。これが胸のつまりです。
食道中央部:文字通り胸の中央部がヒリヒリ焼けた感じを覚えるのが食道中央部の典型的な症状です。食道は心臓の裏側を通っているため狭心症などとよく混同
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されます。胸がチクチクするとか背中がムズムズするといった不快感は、食道中央部の症状です。これらは皆、GERDの典型的な症状です。心臓の症状ではないのでご心配なく。
食道上部:みぞおちから首筋まで上がってくる灼熱感などがこの部位の典型的な症状です。心筋梗塞などの症状として首や肩に痛みが放散するすることが喧伝されているため、紛らわしいのですが、GERDの場合は心臓より下のみぞおちから真上に上がってくるのが特徴です。
ノドや口:胃酸や胃の内容物が上がるので、ノドや口の中が荒れたり、口が臭くなります。酸なので酸っぱいと感じることもありま
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