健診の意味を知ろう

  健康診査は市が行っている、検診事業です。基本健康診査、肺ガン検診、大腸ガン検診、胃ガン検診、乳ガン検診、子宮ガン検診を各市民の事情に合った組み合わせを、各自が選んで作るカフェテリア方式のミニドックです。各検診内容の意味を知って、有意義なメニューを考え、ご自分の健康管理に役立ててください。各内容は以下の通りです。

1)基本健康診査
  全身の診察、身体測定と血液検査、尿検査、心電図で成り立ちます。ご自分の体の現状を知るとともに、様々な成人病の早期発見が目的となります。心臓病、高血圧、肝臓病、腎臓病、糖尿病、痛風、高脂血症、貧血その他の兆候を指摘します。また、前年度との比較によって太り気味、やせ気味になっていることがわかりますので、毎年継続的に受けることをお勧めします。

2)肺ガン検診
  レントゲン検査、痰検査があります。レントゲンは肺に写っている陰を見ます。肺ガンの有無だけではなく、古い結核の傷跡、心臓の大きさ、大動脈瘤などもわかります。喫煙者など痰のよくでる方は、痰にガン細胞が入っていないか調べておきましょう。


3)大腸ガン検診
  便に人間の血液のタンパク質(ヘモグロビン)が混入していないか調べる検査です。便が古くなるとタンパク質が壊れて検出できないことがあります。2日目の便を採取したら早めに提出してください。

4)胃ガン検診  集団検診はレイウェル鎌倉などで検診車内にて行われます。60才、70才などの節目の年は、医療機関でバリウムの精密検査を行います。集団検診や節目の検診で、精密検査が必要と診断された場合は、胃カメラまたは、バリウムの精密検査を行います。

5)乳ガン検診
  一次検診は乳房の触診でしこりの有無を見ます。

6)子宮ガン検診
  子宮頸部の粘膜をこすり取り顕微鏡で調べます。子宮頸ガンの有無がわかります。
なお、5)、6)は当院では実施していません。婦人科などでお受けください。




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