脱水症状になったとき、「水を たくさん飲めばラクになる」と いうのは誰でも知っている。酒 を飲みすぎて、急性アルコール 中毒になった場合も、一時的に 脱水症状をおこしている。 「体内の水分が失われているの で、水をたくさん飲むことによ って、つらい症状が緩和されま す。急性アル中までいかなくて も、飲みすぎて体がつらい、と いう場合も、たっぶりの水分と 塩分を少々補給すれば、ずいぶ んラクになります」 と山口泰先生。肝臓は、1時 間で日本酒約0.3合分のアル コール処理能力があるといわれ ている。これを超える量のアル コールを摂取すると、血液中の アセトアルデヒドの量が増え、 「酔っばらった」状態になるわけ だが、脱水症状を引き起こすの は、アルコールの利尿作用。
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