PART5

こんな病気も水健康法ですっかり治る!G

急性アルコール中毒には    
ともかく水をたっぷり補給する!

水をたっぷり飲んでおけば
急性アル中は防げる!

脱水症状になったとき、「水を
たくさん飲めばラクになる」と
いうのは誰でも知っている。酒
を飲みすぎて、急性アルコール
中毒になった場合も、一時的に
脱水症状をおこしている。
「体内の水分が失われているの
で、水をたくさん飲むことによ
って、つらい症状が緩和されま
す。急性アル中までいかなくて
も、飲みすぎて体がつらい、と
いう場合も、たっぶりの水分と
塩分を少々補給すれば、ずいぶ
んラクになります」
と山口泰先生。肝臓は、1時
間で日本酒約0.3合分のアル
コール処理能力があるといわれ
ている。これを超える量のアル
コールを摂取すると、血液中の
アセトアルデヒドの量が増え、
「酔っばらった」状態になるわけ
だが、脱水症状を引き起こすの
は、アルコールの利尿作用。

「尿として水分が排出されてし
まうので、カラカラになった体
細胞が、血液から水分を吸収し
ようとする。すると血液のほう
も水分不足になり、周囲の細胞
から水分を吸収する。体内の限
られた水分を取り合うような状
態になるんです。ですから、水
を飲み、脱水症状を緩和するこ
とで全身が楽になってきます」
また、脱水になると肝臓の働
きも低下して、二日酔いも加速
するという。
「これを防ぐには、お酒を飲む
前に適度に水を飲むようにする
ことです」と山口先生。お酒を
飲む前はもちろん、飲んでいる
最中にも随時、水やお茶を飲む
ようにするのが理想という。