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以前お示ししたように、耳(中耳)と目(結膜の表面)は、各々、耳管、涙管を通してつながっています。お子さんに多いアレルギー性鼻炎などで、鼻の粘膜が腫れると、耳管や涙管がつまって中耳炎や結膜炎を起こします。 1)中耳炎 お子さんでは、鼻が未発達であったり、耳管の向きが寝ていて鼻汁が中耳の方へ逆流しやすくなっています。このため、鼻炎の程度が大人と同じであっても中耳炎を起こしやすいのです。ある程度大きなお子さんは中耳炎になると耳が痛いとお母さんに伝えることができますが、言葉が未熟な幼児や赤ちゃんは熱が出て不機嫌になっているのに原因不明で、耳垂れ(鼓膜が破れて中耳から漏れ出る膿)が
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出て初めて気づくこともまれではありません。しかし言葉が不十分でも、痛い耳をしきりに触るなど、中耳炎を疑わせるサインを出していることがあるので、熱の原因がわからないときなどは、注意深く観察してください。 2)結膜炎 鼻からくる結膜炎は、泣いていないのに、繰り返し涙がこぼれたり、ベトベトした目ヤニが目尻についていたりします。目の表面は抗生物質の点眼剤などで、改善します。しかし、鼻からきていることが疑われる場合は、鼻づまりを取るような治療が必要です。よほどひどい場合を除いて、緊急性は低いようです。
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