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1)虫垂炎(盲腸)---小腸から大腸へのつなぎ目にある、小指ほどの大きさのポケット状の袋が虫垂です。このポケットは、細長く先が行き止まりなので、いったん便などが詰まって炎症を起こすと、膿がうまく出てこず虫垂炎を起こします。虫垂炎は自然に治ることもありますが、急速に悪化して、お腹の中で破れ腹膜炎を起こすので、昔から命を落とす病気としておそれられてきました。最近は、早期に発見され簡単に手術できるようになったので大病をしたという感覚ではないのでしょうが、放置して破れたりすると今でも大手術になったり、腹膜炎が長引きなかなか熱が下がらず手こずることがあるの
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で要注意です。熱があってお腹が痛み、下痢がない場合などは早めに診せてください。
2)そけいヘルニア(脱腸)---足の付け根、陰嚢付近にお腹の中から腸が出てきてしまう病気です。これは胃腸を包んでいる袋(腹膜)が出てこないように袋の口を締めているそけい靱帯などがゆるんでしまい、袋の口から腸が出てくる状態です。腸をお腹の中に押し戻してやればとりあえず落ち着きますが、いったんゆるんだところは元に戻らず再び出てきてしまうため、出口を縫い合わせてふさぐ手術が一般的です。また、ヘルニアは、出てきた腸が出口に挟まって、痛み
(2 ページに続く)
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