航空機内でのコロナ感染 |
すこやか生活 |
図@は、ロンドンからベトナムのハノイへの機内で感染クラスターが起こったという事例です。飛行時間は10時間で、感染源となった5Kの赤の人は、ファッションショーの仕事で直前にイタリア・ミラノ、パリへ行き、2月29日頃よりノドの痛みや咳がありました。当時空港で既に行われていたサーモメータなどでの体温チェックをくぐり抜け、3月1日〜2日にかけてのフライトに乗りました。彼女の症状は旅行後に悪化し、3月5日に検査を受けCOVID-19が陽性でした。当時は、中国や韓国、イラン、イタリアからの入国者は14日間の検疫が行われていましたが、機内でのマスク着用は義務 |
航空機内でのコロナ感染 |
航空機内での空気の流れ |
旅行をする場合の工夫・同じコロナのSARSの場合 |
集団免疫とは? |
ではありませんでした。乗務員16名全員と、乗客201名中168名のPCR検査が行われ、1人の乗務員と14名の乗客が陽性となりました。オレンジ色の人は3月5日以降に発症しており、当時ベトナムではほとんど感染者がいなかったこともあり、機内での感染と考えられています。このように、機内としては十分なソーシャルディスタンスが取れるビジネスクラスでのクラスターは、空気感染が強く疑われています。 図Aはボストンから香港へ3月9日飛んだ、B777機内でAの感染源患者からBの配偶者、そしてCとDの客室乗務員に感染した事例です。こちらも広々としたビジネスクラスです。航空各社は換気も十分で、他の乗り物より航空機は安全であると主張していますが油断できません。 |
すこやかな暮らしを応援します! |
ページ2
|
鎌倉市大船 山口内科 すこやか生活22巻5号 |