鎌倉市大船山口内科 すこかやな生活を応援しています
今号は、ギリギリまで書き上がらず、大苦戦をしました。コロナ第8波が広がり、感染者数はこの夏の8割近くになってきました。実際には、検査をしないで自宅でこもっている方も一定数いるようなので、すでに7波と同じくらいの総数になっているかもしれません。12月に入ってインフルエンザも散見されるようになりました。これからしばらくは、発熱を起こすウイルスとの最後の戦いになりそうです。幸い、コロナもごく軽症の方ばかりで、こじれても上気道炎から副鼻腔炎、気管支炎程度です。感染した人に対して、熱冷ましや咳止めを出していた1年前と比べ、最近はこじらせないためにはどんな薬を使っておくべきかもイメージできました。このため、コロナ感染者に対して、自分が処方する薬の内容はずいぶん変わってきました。ウイルスに対する決定的な治療薬はありません。しかし、致命的ではなくなった変異株に対し、これからはどうしたらトータルで早く治るのかを考えながら対処していきます。
山口内科は2022年12月15日で25周年を迎えました。4半世紀を大過なく運営してこれたこと、嬉しく思っています。自分で何でもやらなければならないので、最初は大丈夫かなと心配でしたが、気づくと目一杯仕事をして、診療所のどこもかしこもカルテの山をなり、足の踏み場がなくなりました。名ばかりの院長室も、整理ができていない納戸のようです。スペースのなさに泣かされてきたこの10数年、来年はいよいよ問題解決に向けて動くことになります。発熱対応、電子カルテ導入に続いて診療所の業務が揺れますが温かい目でお守り下さい。
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