鎌倉市大船山口内科 すこかやな生活を応援しています
涼しいかもと思い、夏休みは北海道へ行きました。特に道北は44年ぶりです。しかし、涼しいとは言えない毎日で、利尻・礼文でさえ暑くはない程度で、最高気温は27℃でした。島にはヒグマがいないので、道内の子供さんたちがキャンプに来ているなど、それなりの人出でしたが、夏なのにフェリーはガラガラで、キャパからするとさみしいものでした。また、若手の従業員はすべてアジア系の人ばかりで、人口減少が甚だしい地域であることを差し引いても驚くほどでした。高齢者の多い地域なので、おそらく介護の手も不足しており、担い手が確保できないことで高齢者の多くが島から出ていっていることでしょう。伸びやかな大地の夏の北海道ですが、冬は一変して移動が困難となり、在宅医療・介護は困難を極めているに違いありません。日本はとかく、医療以外もすべて全国一律の政策にこだわりがちですが、そろそろ転換していかないと、大変なことになりそうだと実感しました。ただ、都道府県、市町村など自治体の人手不足であり、独自の施策を策定することに慣れていない上、財源の首根っこを中央に押さえられているので、にっちもさっちも行きそうにありません。鎌倉はだいぶマシでしょうが、今後が思いやられます。
札幌では友人と会い、大通り公園のビヤホールに行きました。野天で気持ちがよく、久しぶりにビヤホールらしさを満喫しましたが、若い人ばかりで、場違い感を自覚しました。ウポポイというアイヌの博物館も訪ねました。これは大きな箱物で、冷房の効いた鉄筋の建物で、民具や過去の映像を見るなど、少々残念で、町興しの難しさも実感した旅でもありました。
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