鎌倉市大船山口内科 すこかやな生活を応援しています
編集後記
昨日初めて、ある学校の校門の桜が満開であることに気づきました。季節感を感じることのできなかった一年ですが、季節の移り変わりは感染症の有無に関わらず訪れます。鎌倉も緊急事態宣言解除のだいぶ前から人出が増えています。感染対策をしていれば、人が多く集まっても大丈夫ということですが、本当にそうでしょうか?一時、ほとんど感染者が出ていなかった鎌倉市でも最近は複数の感染者が見られる日もあり、第3波の前のちょっと嫌な感じと同じ状況となりつつあります。ワクチン接種も政治的な宣伝の材料に使われているような印象で、先行接種、優先接種、試行接種など様々な造語によって実態が見えなくなっています。優先接種対象となっている我々も「ワクチン接種いかがでしたか?」と毎日のように皆さんに聞かれるものの、「まだ受けていません。4月中になっても接種できるかわかりません。」と答えざるを得ず、残念な気持ちでいっぱいです。テレビや新聞の報道と異なる現状は、報道の多くが大本営発表になってしまっているのではと思うほどです。もちろん、このところ政府はワクチン確保に頑張っていると思いますが、高齢者の市民向け接種は5月中旬以降になると、もっと早い段階で市民に伝えるべきでした。オリンピック、聖火リレーなどの報道は、希望というよりも空虚で、時間のムダと感じてしまいます。本当に大切な情報を、空虚な響きの“しっかりと”でなく、きちんと出してもらいたいと思っています。
GWが近づいてきました。今年も予定がない空っぽな一週間となりますが、スタッフ一同、第4波に向かって、少し緊張の糸を緩めるひとときにしたいと思っています。
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