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内科医の山口泰先生は、「良質 な医療を無駄なく提供すること」 がモットー。必要以上に薬を処 方することは避け、「水を飲ん だほうがいい」とアドバイスす るケースも多いとか。 「意識して水を摂取したほうが いい病気といえば、狭心症や脳 梗塞が当てはまりますね。血液 の循環の悪い人は、酸素や栄養、 水分などが十分に行き渡らず、 『虚血』状態(つまり血流不足) になりやすい。脳の虚血ば脳梗 塞を引き起こすし、心臓の虚血 が狭心症や心筋梗塞を引き起こ すので、大変危険です」 狭心症は、心臓の一時的な虚
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血状態で、心筋の酸欠により胸 が痛くなるという病気。10分 以内で楽になるが、何度も同じ 痛みを繰り返すのが特徴だ。一 方、心臓に血液を送る「冠状動 脈」が、完全に目詰まりし、血 液の流れが途絶してしまった 状態が心筋梗塞。こうなると、 心臓の一部が強いダメ‐ジを受 け、心不全を起こしたり致命的 になることもある。 「ただ、日頃から水をたっぶり 飲む習慣があれば、血液の流れ がよくなるので、虚血になりに くいですね」 つまり飲水は、狭心症や脳梗 塞の予防に有効というわけだ。
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