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COVID-19という名前のとおり、2019年末から感染が広がり、4月の後半で早4ヶ月になります。当初に比べてだいぶ実情がわかってきたため少し整理しておきます。 最初の感染源:当初、武漢の武漢華南海鮮市場に出入りしていた感染者が多かったことから、コウモリをはじめとする野生動物由来のウイルスとされたが、実際は明らかではありません。 感染の様式:人から人への感染は、セキやクシャミ、会話などで生まれる飛沫と呼ばれる小さな水滴を吸い込んで起こる飛沫感染と、このウイルスを含む水滴がついた部分を手で触れて、その手で口や鼻、目を触って、その粘膜からウイルスが侵入する接触感染とされています。しかし、飛沫には2mの距離があれば床に落下してしまう大きな粒子だけでなく、見えない霧や水蒸気のように小さく密室では3時間も浮遊するエアロゾルやマイクロ飛沫と呼ばれる小さな粒子もあります。3密の状態ではエアロゾルから感染も含め集団感染が起こりやすいようです。(図のサイト動画参照) 潜伏期間と感染しやすさ:ウイルスに感染してからおおよそ5日で発症(1日〜14日)する。また、発症する2〜3日前からヒトに感染させることがあり無症状のヒトからも感染するため、油断でき
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ない。なお、最も感染力が強いのは発症直後です。 主症状:新型コロナウイルスに特有な症状はありません。紛らわしい病気と比較の表をご覧下さい。比較的特徴的なものは臭いを全く感じなくなり(強い嗅覚異常)、食べ物の味がおかしいなどの症状(味覚異常)です。セキが出る場合は程度の差こそあれCT上は肺炎になっていると考えられます。鼻汁など、上気道の症状はあまり出ません。息切れや呼吸困難の出る場合は、広い範囲で肺炎になっています。 感染して症状のない人:発症する前の人(潜伏期間患者)と最後まで自覚症状のない人(無症候感染者)の2つがあり、後者でも症状のない人と同じくらい周囲に感染させます。
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